スピン・ステップ・コレオについて
ジャンプ以外の要素
ジャンプのほかに、3種類の要素があります。
スピン・ステップシークエンス・コレオシークエンスです。ジャンプの基礎点は種類と回転数で決まりますが、スピンとステップシークエンスの基礎点は種類とレベルで決まり、コレオシークエンスの基礎点は決まった値です。
スピンの基本の姿勢は、3つです。
アップライトは、立って回る姿勢です。滑っている脚を伸ばすか、少しだけ曲げて回ります。
シットは、しゃがんで回る姿勢です。滑っている脚の太ももを、氷と平行か、それより低くします。
キャメルは、上体を前に倒して回る姿勢です。浮かせた脚を後ろへ伸ばし、膝を腰より高く上げます。
姿勢を変えながら回るコンビネーションスピンは、3つの姿勢をすべて入れると、基礎点が満額になります。
ショートとフリーには、3つのスピンが必要です。
ショートでは、跳んで入るスピン、1つの姿勢で回るスピン、姿勢を変えながら回るコンビネーションスピンを1つずつ。フリーでは、今季から1つの姿勢で回るスピンの代わりにコレオスピンを構成に入れます。どのスピンも、1つの姿勢を2回転以上続ける必要があります。途中で足を換える時は、換える前と後でそれぞれ3回転以上回ります。
- 跳んで入るスピン
- 1つの姿勢のスピン
- コンビネーションスピン足を1回換える
- コンビネーションスピン
- 跳んで入るスピン
- コレオスピン今季から
スピンとステップの基礎点は、レベルで変わります。
レベルは、B(ベーシック)と1〜4の5段階です。ルールで決められた、レベルを上げるための条件をいくつ満たしたかで決まり、1つでレベル1、4つでレベル4になります。
プラスαスピンでレベルを上げるための条件には、難しい姿勢の工夫、跳んで足を換える、左右の向きに続けて回る、はっきり速くなる、1つの姿勢のまま8回転以上回る、などがあります。
ステップシークエンスは、リンクを大きく使って滑る要素です。
ターン(片足のまま向きを変える動き)とステップ(足を踏み替える動き)を、途切れずにつなぎます。レベルは、難しいターンとステップの種類の多さや、左右どちらの向きにも回ること、上体の動きなどで決まります。
- ロッカー
- カウンター
- ブラケット
- ツイズル
- ループ
コレオシークエンスは、決まった形の無い振り付けの見せ場です。
スパイラルやイーグル、イナバウアーなど、2種類以上の動きを音楽に合わせてつなぎます。レベルは無く、基礎点は固定ですが、出来栄え点で差がつきます。
今シーズンから、フリーの3つのスピンのうち1つが、コレオスピンになりました。3回転以上続けて回れば姿勢は自由で、これも出来栄え点だけで評価されます。
- コレオシークエンス
- 基礎点3.50
- コレオスピン今季から
- 基礎点3.50
決まった値
スピンの出来栄えは、速さと姿勢から
ジャッジは、スピンを次の6つの観点で見て、当てはまる数を出来栄えの段階の目安にします。+4以上をつけるには、最初の2つ(速さと姿勢)が欠かせません。反対に、回るうちに中心が流れていく「トラベリング」は、出来栄えを下げます。
- 回転が速い、または速くなる
- 姿勢がはっきりして安定している
- 楽に回っている
- 中心がずれない
- 独創性がある
- 音楽に合っている
ステップの出来栄えは、エッジと音楽から
ステップシークエンスも、ジャッジは6つの観点で見ます。いちばん大事な最初の2つは、深いエッジで正確にターンを踏むことと、音楽に合っていることです。
- 深いエッジと正確なステップ・ターン
- 音楽に合っている
- 勢いがあり、楽に滑っている
- 上体の動きに独創性がある
- リンクを広く使う、面白い道すじ
- 加速と減速がはっきりしている